『天龍、前田にとっての…過酷な5、6月戦争を斬る!』(No.203)

記念すべき1冊目。

私が購入した最初の「週刊ゴング」は、1988年5月5日号でした。

タイトルでもわかるように、

『4.15大阪 天龍源一郎 VS ブルーザー・ブロディ三冠統一戦』

の詳報がカラートップ。

インターナショナル・ヘビーをブロディが、PWF&UNを天龍が保持しての、史上初となる三冠統一戦です。


ちなみに私は天龍選手のファンです。

この試合が行われたときは、スポーツ新聞も簡単には入手できませんでした。

インターネットはもちろん、パソコンすらまったく普及していなかった時代です。

結果が早く知りたくてたまらなかったのに、田舎なもので、テレビ放送も2週間遅れ。

しかも、しょっちゅう放送中止になったり、野球延長でビデオのタイマー録画時刻とずれたり・・・

この「ゴング」は、母にどうしてもと頼んで、本屋で買ってきてもらった物です。


ちなみに試合は、放送を取り逃したか何かで、観ることができませんでした。

今でも非常に心残りで、DVD化されたら、何としてでも手に入れたい試合です。


ただ、「ゴング」の8ページにわたるカラーグラビアと試合解説で、テレビと同じぐらい興奮したのを覚えています。

主観に偏った「週刊プロレス」より「ゴング」を選んだのは、そういった面が強かったように思います。


結果は・・・ご存知のように、30分0秒両者リングアウト。

ブロディがトップロープからのキングコング・ニードロップ、天龍が場外でのパワーボムを放った上での両リン決着でした。


今思えば、大筋のシナリオも結果も決まっていたのかもしれませんが、その枠の中でこれだけの試合を見せてくれた両選手には、感謝と尊敬の念でいっぱいです。

この後、ブロディがああいう形でこの世を去ったことを考えると、やはり手元に残しておきたい試合ですね。


他には、『ベイダー特集』『高田26歳バースデー』『船木の海外修行直前インタビュー』『第3の海賊!バリー』などの記事がありますが、「みんな若いなぁ」、程度でしょうか。

『三者三様』のコーナーで、

「天龍に3冠を統一させてIWGP王者・猪木と対決させたい」

なんて提言がありますが、幾年もの時を経て、実際にこの対戦が行われたんですから不思議ですね・・・


では、また。


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