『猪木完全復活!7・29有明コロシアム決戦大特集』(No.218)

巻頭カラーグラビアは、『IWGPヘビー級王座挑戦者決定リーグ戦』。

初戦、長州に敗れた猪木がその後3連勝を飾り、藤波の持つIWGPヘビー級ベルトへの挑戦権をものにしました。

中でも、ベイダーとの一戦では、コーナーを締めるための金具で左腕を切り裂き、執念の勝利を奪っています。

写真が掲載されていますが、あまりにも凄惨です。


次は全日本。

『天龍VSハンセンのPWF&UN2冠戦』です。

「今日はフランクのために戦う」と宣言していたハンセンは、入場してきた天龍を急襲。

ベルトでめった打ちにし、大流血に陥らせました。

試合が始まってからも、ブロディ張りのニードロップを繰り出したり、鬼気迫る攻め。

最後はエプロンの天龍にラリアットを食らわせ、そのままリングアウト勝ちしました。

試合後、天龍は救急車で病院に直行。

前歯は2本折れ、前頭部と右目上部を計15針縫うことに・・・

こんな結末ながらも、ハンセンはリング上で右手を高く突き上げ、

「ブロディ!ブロディ!」

と連呼。

大粒の涙をこぼしたのでした・・・

お客さんの、ブロディ・コール&ハンセン・コールから判断しても、この日は、ハンセンがヒーローであるべきだったんでしょう。

翌々日、ハンセンはゴディと組んで、五輪コンビから世界タッグも奪取。

一気に3冠王に輝いたのでした。


巻頭特集は、『ブロディ事件はまだ終わっていない!』と題して、事件のその後を追跡。

当時、『ゴンザレスが射殺された』なんて情報が、まことしやかに広まっていたようです。


他には、『藤原VSニールセン』『ジャパン・プロレス竹田会長インタビュー』『サザン・ボーイズ フレッシュ対談』『ゴルドー、サンボ特訓』などなど。


ちなみに、ハンセン&ゴディが奪った世界タッグは、更に翌々日に、五輪コンビが取り返しています。


そうそう、もう1つ大きな話題が、『闘魂三銃士の凱旋』。

テレビで観た私は、すごく興奮したのを覚えています。

何といっても格好良かったし、満ち溢れているエネルギーに、新時代の到来を期待せずにはいられませんでした。

併せて、直後に猪木と藤波がシングルマッチを行うことに、全く意義を見出せませんでした・・・


考えてみると、橋本もゴディも、今はもういないんですよね・・・

当時では、想像すらできませんでした。


では、また。


週刊プロレスは名言の宝庫


女子プロも、週刊プロレス。


1991.12.12 SWS genichirou tenryu VS hulk hoganA


無敵看板娘の鬼丸美輝VSバキの花山薫!! Onimaru Miki VS.Hanayama Kaoru !


オススメ書籍

管理人

ネットはいいですね〜
いろんなアイテム、簡単に見つかりますから
こんな世の中だからこそ、賢く生きないと

意外とオモロイ

お勧めリンク集